頑張り屋さんの新米ママほど、産後のマタニティブルーになりやすいということをご存知ですか?
「産後の育児は大変だろうけど、自分でできることは頑張って解決したい!」
実は、そんな気持ちが大きいほど、周囲に気を使って頑張りすぎてしまう傾向があるのです。
せっかくの努力が裏目に出るなんて、あんまりですよね。
そこで頑張り屋さんの新米ママほど、力の抜き加減を知っておくべきなのです。
何気ない簡単な方法で驚くほど気が楽になり、産後の育児を楽しむことができます!
この記事では、頑張り屋さんの新米ママが産後のマタニティブルーを乗り切る術についてご紹介します。
頑張り屋さん新米ママがマタニティブルーになる理由
頑張り屋さんの新米ママには共通の特徴があります。
- 苦労を惜しまない努力家
- なんでも自分ひとりで解決しようとする
- 人に弱みを見せることが苦手
- 長女気質
「ひょっとしてわたしのことかも?」と当てはまるものはありましたか?
なぜ頑張り屋さんの新米ママほど、マタニティブルーになりがちなのでしょうか。
そこには自分ひとりで抱え込んでしまう心理があったのです。
苦労を惜しまない努力家
頑張り屋さんというのは苦労を惜しまず、他の人の知らないところで陰ながら努力しています。
努力ができるということは並大抵のモチベーションでは難しいことです。
つまり言い換えれば、自分に厳しく律するということになりますね。
自分に厳しくすることが、知らず知らずのうちに当たり前になってしまっているのです。
なんでも自分ひとりで解決しようとする
「ほかの人に頼むくらいなら、自分でやったほうが早いし…」
なんて思った経験があるあなたは、自分で考えているよりもきっと頑張り屋さんのはずです。
そして「もし誰かに頼んだところで嫌な顔をされるのも悲しいから…」と自分でやってしまいます。
また、頼ること=甘えと思ってしまい、甘えることはいけないと考えが至ってしまうのですね。
こうしてどんどん自分ひとりで抱え込みすぎてしまうのです。
長女気質
きょうだいの中の長女として育ってきた女性は、立場上「自分がちゃんとやらなきゃ」と思ってなんでもこなしてしまいがちです。
下の子たちがどうしてもワガママを言っても、自分は「いい子」でいることがあたりまえ。
そして、いろいろな人に気を使って頑張りすぎてしまうのです。
人に弱みを見せると嫌われてしまうと思う
なんでも自分ひとりの力で乗り切ってきたことが多いため、「自分はできるんだ!」というプライドがあります。
周囲から尊敬のまなざしで見られることも、ひとつの自信につながっています。
その結果「周囲の期待を裏切らないようにしなきゃ…」と肩に力が入ってしまい、弱みを隠そうとしてしまいます。
弱みを見せたが最後、信頼がなくなってしまう→嫌われてしまう…といった思考回路があるのです。
するとどんどん人に弱みを見せることが難しくなり、ひとりで頑張ってしまいがちになるのですね。
頑張り屋さん新米ママのマタニティブルー対処法
頑張り屋さんの新米ママは、産後、体が本調子でなくても「これくらいできる」と動いてしまがちです。
そして力の抜きどころがわからなくなってしまい、心も体もクタクタになってしまいます。
頑張りすぎるがあまりに裏目に出てしまって、マタニティブルーになるなんて酷な話ですよね。
「こんなに頑張ってるのに…」と、すべての努力が水の泡になるのは避けたいところです。
ここからは頑張り屋さんの新米ママが、産後にマタニティブルーにならないための対処法をご紹介します。
人に「手伝ってほしい」と頼ってみる
まずは「手伝ってほしい」と口に出して、周りに頼ってみましょう。
自分ひとりで抱え込んできたことが当たり前だった頑張り屋さんの新米ママにとって、「手伝ってほしい」と言葉にすることはとても勇気のいることです。
けれどそれを不快に思うひとはいません。
逆に考えてみてください。人から「手伝ってほしい」と言われると、自分は頼られていると思いますよね。
それと同じことなのです。思い切って人を頼るようにしましょう。
産後、頼れるのは大きく分けて旦那、実家、外部サービスの3つあります。
旦那さんに頼る
頑張り屋さんの新米ママは自分ひとりで抱え込んでしまいがちなため、旦那さんにも頼れていないことが多いです。
「仕事でクタクタになって疲れて帰ってきてるのに、家に帰ってからも育児を頼むなんてできない…」
そう考えてしまう旦那さん思いのママも多いでしょう。
けれど新米ママこそ初めての育児に一日中奮闘し、思うように休息もとれず、クタクタになっていますよね。
ここは勇気をもって旦那さんを頼ってしまいましょう。
また、新米パパのなかには自分が何をすればよいか分からず、手の出しようがなく困っているという方も中にはいます。
そんな新米パパのために、頼りたい内容を具体的に提示してみることです。
「夜中は授乳だけでいっぱいいっぱいになるから、おむつの交換はパパにしてほしい」といったふうに。
頼めば頼むほど、そのぶんパパとしての経験値が増えるため、どんどんスキルアップしていきますよ。
頼りになっていくパパの姿を見ていると、子育ての負担もとても軽くなります。
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実家に頼る
もし実家が遠方でなければ、どんどん実家に頼りましょう。
「もういい大人なのに、実家に頼るなんて甘えでは…」と長女気質のママは考えてしまいがちです。
ところが実家では「頼ってくれないのかな?」と考えているかもしれません。
わたしたちが生まれた赤ちゃんをとても大切に思っているように、あなたの親もあなたのことをとても大切に思ってくれているはずです。
大変なときには必ず手を差し伸べてくれるので、思い切って頼りにしてみてください。
また、子育ての考え方の違いや、今と昔の子育ての常識の違いに戸惑うかもしれません。
そんなときは感謝の気持ちを添えながら、あなたの子育ての考え方を繰り返し伝えてみましょう。
ママからしてみれば自分の親のほうを頼りにしてしまいがちですが、お姑さんも案外さみしく思っていたりして…。
たまにはパパの実家に頼ってみるのもひとつです。
外部サービスを利用する
旦那さんも頼りにくい、親に頼ってばかりも気が休まらない…
そんなワンオペ育児の新米ママは、外部サービスを利用するのはどうでしょうか。
自治体によっては、産後ケア事業を行っているところもあります。
例えば大阪市では、家事・育児が困難になっている家庭に「エンゼルサポーター」を派遣し、子育て家庭への家事援助を実施しています。
対象は出産退院後4ヶ月以内の児童がいる家庭で、昼間に家事等の援助者がいない家庭に限ります。
料金は1時間あたり1000円で、食事・住居の掃除・生活必需品の買い出しなど、身の回りの世話をお願いできます。
一度、お住まいの地域の産後ケア事業について調べてみましょう。
また、最近では家事代行サービスも普及しており、産後に余裕がない新米ママにとても喜ばれています。
こういったサービスを頼むときに、頑張り屋さんの新米ママの心配事は「産後に家事を外部委託するなんて甘えと思われないかな…」なんて思ってしまうことです。
しかし「家事代行サービス【CaSy】」では、『産後の家事こそ代行サービスを利用してください!』という会社の方針があります。
サービス提供側が産後の事情を理解してくれているので、安心して依頼ができますよね。
会員登録だけであれば無料で行えるので、心の余裕を保つために登録だけしておくのもおすすめです。
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できないときは「できない」と認める
産後は普通の状態ではありません。
出産を機に体の中で女性ホルモンが急激にバランスを崩し、体も心もしんどくなりやすい時期です。
そんなアンバランスな状態なのだから、できないこともあって当然だ!と思ってください。
ダメな自分も認めて許してあげるだけで気持ちが楽になり、自然と改善に向かうこともあるのです。
他人のできないところも認める
頑張り屋さんの新米ママが思ってしまいがちなのは、「人に頼ったところで、ツメの甘いところを発見してしまって出来ばえに満足できない!」というところ。
この気持ち、よく分かります。
旦那の洗った皿を見て「まだ油っぽいの残ってる…」と悲しくなること、よくありました。
実は、他人を認めていないのは、自分も認めていないことに繋がります。
人が弱音を吐いたり、甘えたりするのを「許せない」と思っている自分がいると、自分が弱音を吐いたり甘えたりするのも周囲の人から「許せない」と考えてしまいがちだからです。
けれど自分が人を許せると、人も自分を許してくれると自然に思えるようになり、弱みを見せたり頼ったりという事ができるようになります。
最終的に迷惑になるのはどちらかと考える
人に頼ることがどうしても難しい…。
そんなときは、人に頼らずひとりで抱え込んだ結果、自分がダウンしてしまったときのことを考えてみましょう。
まず自分が動けないため、旦那が自分の分まで働いてもらう必要があります。
そして実家などにも急なお願いをすることになってしまうかもしれませんね。
何より、心労から赤ちゃんと満足に触れ合えず、ますます自己嫌悪に陥ってしまう可能性もあるのです。
自分ひとりで抱え込むことは、最悪の場合、周りの人に予想外で緊急の迷惑がかかってしまうのです。
まじめな頑張り屋ママは「結局頼ることで迷惑になるのでは…」と思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。
もっと早めに頼ることができれば、周囲も余裕をもって手伝えることになり、迷惑のうちに入らないからです。
家事を効率化する
人に頼ることは、けして悪いことではありません。
それでも人に頼るのは最小限にしたいという気持ちはありますよね。
そこで家事を効率化するために、時短家電を導入したり、宅配サービスを利用するというのもひとつの方法です。
便利な世の中になったもので、さまざまな時短家電が日々進化しています。
- ドラム式洗濯機(乾燥機能付き)
- 食洗器
- ロボット掃除機
- 自動調理器
初めての育児だけでもてんてこまいなのに、そのうえ家事も完璧にこなせる人はそういません。
時短家電は日々の暮らしを効率化するための、立派な投資です。
けして安い買い物ではありませんが、その分時間を有効に使えて心の負担も減り、十分価値はある買い物です。
また、産後生まれたばかりの赤ちゃんがいると、満足に買い物をすることも難しいです。
まず家から出ることができません。
家族に赤ちゃんを見ていてもらうか、首の座っていない赤ちゃんを外に連れ出す方法がなければいけませんよね。
スーパーに行ったところで、食材を買いまわるにもレジに並ぶにも時間がかかるし、近くに店舗がなければ小一時間はかかります。
赤ちゃんを連れていれば、カゴから袋に詰め替えるのも、荷物を持ち帰るのも一苦労。
そんなスーパーに行く手間・持ち帰る手間を考えると、ネットスーパーってとてもコスパが良いのです。
販売価格はそのままで、家まで配送してくれるなんてとてもありがたいですよね。
送料も格安で良心的です。
- イトーヨーカドーネットスーパー
- セブンミール
- セブンネットショッピング
- LOHACO
また、食事は宅配弁当サービスを利用する手もあります。
宅配弁当は高齢者のかたが利用するイメージですが、実はわたしたち世代の利用が増えていることはご存知ですか?
おいしくて栄養価の高い、コスパ抜群の宅配弁当サービスもあります。
半額でお試しできるお店もあるので、一度体験してみてもいいですね。
合わせて読みたい 産後ママの目線で宅配弁当サービスを比較!おいしくて安いのはどこ?
家事を楽にするためのアイテムやサービスがたくさんあるご時世です。
うまく活用して時間を有効に使えれば、気持ちも少し安定しますよ。
話を聞いてもらう
なにも「手伝いを依頼する」だけが頼ることではありません。
初めての子育てでしんどい気持ち、辛い気持ちを聞いてもらうだけでも、とても心は楽になります。
けれどこういったデリケートな産後の辛い気持ちは、リアルな友人には言いにくいですよね。
子育て中の友人は理解してくれるでしょうが、忙しくてそれどころじゃないと遠慮してしまいがちです。
かといって独身の友人は思いを共感しづらいのではないかとためらって、話をする相手選びに困ってしまいますよね。
人に聞いてもらいにくい悩みなどは、インターネットを利用して同じ境遇の方に相談してみましょう。
そこでご紹介したいのが「ママリ」というアプリです。
「ママリ」は妊娠・妊活中や出産後の子育てで質問できるママのためのアプリです。
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そして食べづわりを乗り切った先輩ママたちの有用なアドバイス情報もあり、とても参考になったのです。
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まとめ:頑張り屋さんの新米ママは頼ることを恐れないで!
頑張り屋さんの新米ママが、産後マタニティブルーにならないための対策をご紹介しました。
- 人に「手伝ってほしい」と頼ってみる
- できないときは「できない」と認める
- 他人のできないところも認める
- 最終的に迷惑になるのはどちらかと考える
- 家事を効率化する
- 話を聞いてもらう
だれかに頼る勇気をもつことで、ひとりで背負っていた負担がフッと軽くなります。
育児は始まったばかりで、これからも長い道のりです。
早いうちに人に頼ることに慣れれば、そのあとの育児がとても楽になります。
みんなで楽しく赤ちゃんを育てることができるのってとても素敵なことですよね。
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マタニティブルーになる原因をつきとめて、不安を解消してしまいましょう!
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