育児書を読みこんで
「もっときちんと子育てしなければ…!」
と思っているのに、なかなか上手くいかない。

ちゃんとしたいのに、なんでこんなにダメな母親なんだろう
と落ち込んだりしていませんか?
マニュアル通りにいかないと気が済まない真面目すぎる新米ママは、産後に疲れがドッと出やすいんです!
けれど、真面目すぎる意識を少しだけ「ま、いっか」と思えるようになることで、子育てが驚くほど楽に感じられるようになります。
ここでは、真面目すぎる新米ママが、産後に疲れを出さないための対処法をお伝えしていきます。
適度に気を抜くテクニックを身に着けて、赤ちゃんとの時間を楽しいものにしましょう!
真面目すぎる新米ママに共通する4つの特徴

いつもスケジュールを決めている
先々まで予定を組んでおくことが何よりも好きなタイプです。
目的を達成するために、自分がやるべきことを計画しておくことで安心感を得るのですね。
確かにスケジュールに沿って目的を達成していけば、失敗する確率も減るので便利です。
ただ、想定外のことが起こるとあわてたり、決めたこと以外は受け付けられないなど、どうすればよいか困ってしまうことがあります。
曲がったことが嫌い
正義感が強く、「他人がズルをするのを許せない!」というまっすぐな心の持ち主の人です。
けれど、ズルを許せないという心理の裏には「あの人だけ得をするなんてズルい!」という気持ちが隠されています。
自分では認識していなくても、「わたしばかり損している…」という隠された気持ちがうずまき、つらい気持ちになってしまうのです。
融通が利かない
一度決めたことは何をしても意思を曲げなかったり、他人の意見を受け入れることが難しい、融通の利かないタイプも当てはまります。
決まりを厳格に守ることはとてもすばらしいことです。
けれど時にはルールから外れて、臨機応変に対応するケースが出てきます。
子育てというのものは臨機応変さが求められることが多いため、融通の利かないタイプはしんどくなりやすいのです。
予定通りでないと落ち着かない
予定していたことが思うように進まなければそわそわと落ち着かなくなり、時には腹立たしく思うこともあるのが真面目すぎる人の特徴です。
腹立たしく思う理由としては、せっかく準備していたことが台無しになったり、楽しみにしていたことができなくなったり。
その後のしわ寄せのために、再度予定を立て直すことにもイライラしてしまいます。
自分の立てた予定に、逆に縛られているようなものです。
真面目すぎる新米ママが産後に疲れてしまう理由

真面目すぎる新米ママは小さなミスでも落ち込みがち
一見すると、不真面目よりは真面目すぎる新米ママのほうが、安定感抜群であると思われがちです。
しかし意外なことかもしれませんが、真面目な人ほど、もろいメンタル面を持ち合わせていたりします。
例えば、育児で小さなミスをして赤ちゃんを泣かせてしまったとき、真面目すぎる新米ママは立ち直れなくなるほど落ち込んでしまうことが少なくありません。
普通ならば「あ、やってしまった。でも次から気を付ければいっか!」程度のミスであっても、真面目すぎる新米ママは深刻な問題ととらえて悩みこんでしまいます。
そして、
「もうわたしはママとしてダメなんじゃないか?」
「私はこの子にとっていいお母さんではないのかも…」
などと自己を否定的に考えて、立ち直れなくなってしまうのです。
真面目すぎる新米ママが落ち込みやすい理由
そもそも、どうして真面目すぎる新米ママは少しミスしただけで深刻なほど落ち込むのでしょうか。
それは真面目さゆえに、自分に足りない部分ばかりに焦点を当てて考えてしまうからなのです。
足りない部分しか見えていない、つまり、全体をとらえることができない状態になっています。
ですから、客観的にはごく小さな問題であっても、真面目すぎる新米ママにとっては実際よりも深刻化して見えてしまうのです。
そうなると、その深刻化されて見える問題を解決する自信がなくなり、そんな自分自身に能力の足りなさを痛感するわけです。
その結果、自分の子育てを過小評価してしまい、必要以上に落ち込むという状態に陥ってしまいます。
それでは、真面目すぎる新米ママが産後に疲れないためには、いったいどのようにすればよいのでしょうか。
次からは、ぜひ真面目すぎる新米ママに試してほしい対処法をお伝えします。
真面目すぎる新米ママの産後に疲れないための対策

計画通りに進めることが目的ではない
まずは、今の自分にとって何が本当に大切なのか考えてみましょう。
計画通りに進めることが、子育ての目的ではありませんよね。
子育てにおいて優先すべきことは、赤ちゃんが無事にすくすくと育ってくれることです。
予定外に起こることを楽しむくらいでよいのです。
むしろ、思ってもいなかった発見に出会えて、子育ての楽しさを再発見できるチャンスです。
計画通りにいかないことを前提に、心を柔軟に考えましょう。
そのためにも、予定を詰め込みすぎないこともポイントです。
責める気持ちを手放す
真面目すぎて自分を責めてしまう新米ママは、できないことばかりに焦点をあてがちです。
そんなときは、「できるようになるにはどうすればいいか?」を考えればよいのです。
まず、自分を責めてしまう出来事を思い出して、具体的に書き出してみましょう。
・赤ちゃんを10分も泣かせてしまった
・ちゃんと家事ができなかった
のように、簡単でかまいません。
それでは、書いたことに対して、「はたして自分を責める必要はあるのだろうか?」と考えてみましょう。
そして、「自分を責めた結果、いいことがあったか」も考えてみるのです。
自分を責めても、つらい気持ちが増すばかりで、何もいいことなんかありませんでしたよね。
自分を責める前に、具体的に何かできる行動がないか探してみましょう。
よい行動が浮かんだら、「次はやってみる!」と決めて、「自分を責める思いを手放します」と言いながら、先ほど書いた紙をビリビリに破ってください。
心のなかでモヤモヤしているものを紙に書き出して、それを破り捨てるというのは案外スッキリしますよ。
たまには適当にこなす
少しずつ子育てのなかに「雑さ」を取り入れるのもよい方法です。
雑さを取り入れることも「母親として成長するための試練」と思えば、真面目すぎる新米ママも前に進みやすいですよね。
例えば、「赤ちゃんが15分あやしても全然寝てくれない…」というときは、そのまま布団に横にしておきましょう。
すると、赤ちゃんはいつのまにか勝手に眠くなって、勝手に寝ていることでしょう。
こんなふうに、「案外、雑にしてても赤ちゃんって育つんだな…」と思うことが増えてきます。
それくらいのペースになったら、気持ちがとても楽になりますよね。
真面目すぎないのに上手くやってる人を真似る
雑さを取り入れる一環で、「真面目をやめる」練習も取り組んでみるのはどうでしょうか。
ためしに、あなたのまわりにいる「真面目すぎないママ」はどんなふうにやっているのか観察してみましょう。
大丈夫です。
真面目すぎるあなたなら、細かいところまで観察できて、「真面目すぎないママ」の行動を真似できるはずです。
Google先生に、「育児 手抜き」などのワードで調べてみてください。
真面目すぎるあなたの知らなかった世界がそこにはあります。
または、同じ母親コミュニティのQ&A情報アプリなどで質問してみてもよいですね。
気負いすぎない
気負いすぎて、肩に力が入って、呼吸が浅くなっていませんか?
体がリラックスしていないと、子育てを楽しむ余裕なんて生まれそうにないですよね。
そんなときは少し横になって、手首足首をゆるめてブルブルと揺さぶってみてください。体がこんにゃくになったみたいに、そう、ゆるゆる~と。
体がゆるまったら、鼻から空気を吸っておなかを膨らませます。
おなかのなかで風船が大きく膨らむような感覚をもちましょう。
そして、少し息を止めてから口をすぼめて「ふー」と言いながら、おなかの風船を小さくするイメージで息を吐きましょう。
お茶を飲んだとき、お風呂に入ったとき、寝る前など、一息ついたときに自分の呼吸を意識するだけで気持ちを整えることができますよ。
完璧じゃない自分を好きになる
子育ては失敗がつきものです。
そもそも完璧にできないことが当たり前なのです。
そして、やり直そうと思った瞬間からやり直せるのも子育てです。
「たまに失敗する自分」を受け入れてあげると、子育てはグッと楽になります。
たまにできないこともあるけれど、逆に、できることだってたくさんあるのです。
完璧じゃない自分を好きになれば、「まだ全然ダメだ」ではなく、ママとして成長した部分を喜ぶことができるようになるはずです。
まとめ:真面目すぎる新米ママは産後疲れないよう適度に手を抜こう!
いかかでしたでしょうか?
真面目すぎる新米ママが、産後に疲れをためこんでしまわない対処法をお伝えしました。
- 計画通りに進めることが目的ではない
- 責める気持ちを手放す
- たまには適当にこなす
- 真面目すぎないのに上手くやってる人を真似る
- 気負いすぎない
- 完璧じゃない自分を好きになる
不真面目な人が、がんばって真面目になるのは難しいことですが、
真面目すぎる人が、適度に力を抜く方法を覚えるほうがずっと簡単です。
そう思うと、自信をもって子育てを続けていくことができますよね。
ちなみに、産後マタニティブルーになりやすいタイプは他にもあります。
自分に当てはまっていないかどうか、よければ確かめてみてください。
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