
そろそろ奥さんの出産が近いんだけど、旦那として何か準備しておいたほうがいいのかな?全く検討もつかないし、まとめて知りたいなあ
という悩めるプレパパのために、出産のための新米パパの準備についてまとめました。
妊娠後期に入ると、考えておかなければならない準備がたくさんあって大変ですよね。
旦那さんから積極的に準備をはじめてくれれば、奥さんも安心して出産にのぞむことができますよ。
奥さんの妊娠がわかったばかりのプレパパは、先にこちらからお読みくださいね。
合わせて読みたい 【プレパパ必読】妻が妊娠したら覚えておきたい6つの心得
出産のためのパパの準備①里帰り出産するかどうか決める

里帰りして出産するのか、里帰りせず産むのか、迷っているご夫婦も多いでしょう。
もちろん、パパの仕事が忙しい場合など、しかたなく里帰り出産を選ばなければいけないこともあります。
まずは、里帰り出産のメリットを確認してみましょう。
里帰り出産のメリット
- ママが住み慣れたところでリラックスしてお産に臨める
- 家族に産前産後の面倒をきがねなく見てもらえる
- ママが赤ちゃんのお世話に専念できる
- 先輩ママである母親にアドバイスをもらえる
主にママ側のメリットが大きいですね。
パパとしてのメリットをあえて挙げるなら、ママが家にいないため独身のような生活ができる…といったところでしょうか。(多くのママのご叱咤を受けそうですが)
けれどパパが家に一人になるということは、メリットばかりではありませんよ。
次に、里帰り出産のデメリットを確認してみましょう。
里帰り出産のデメリット
- 途中で産院を転院するための手続きが面倒
- 新しい産院の医療者となじまなければならない
- 奥さんの実家の両親が育児に口をはさみ、ケンカに発展することも…
- 長期滞在で気を遣う、生活費の心配
- 夫婦が長い時間はなれることになる
- パパが出産に立ち会いにくい
- パパとしての自覚が芽生えにくい
- パパとママの育児力に差が出る
今度はパパ側にも影響がありそうですね。詳しくみていきましょう。
ママと会えない時間をどう過ごすか
里帰り出産というのはだいたい妊娠32週あたりから実家に帰ることが多いです。
それから出産まで約2か月、産後の約1か月、合計でおよそ3か月ものあいだ夫婦がはなれることになりますね。
まず奥さんが大好きな旦那さんだと、さみしさに耐えられないでしょう。
奥さんの里帰り出産中に浮気…なんていうのも耳に挟みます。
「おれに限って浮気なんて!」と思っていても、奥さんだって離れているぶんやはり心配です。
産前から奥さんとはこまめに連絡をとるようにしましょう。

今日の体調はだいじょうぶ?おなかの赤ちゃんは元気かな?
いかに奥さんとコミュニケーションをとろうとしているか、いかに赤ちゃんの成長の様子に興味をもってくれているのかを、奥さんは愛情のバロメーターとして感じています。
ささいなことですが、奥さんにとっては何よりもの安心となりますよ。
もちろん、時間とお金に余裕があれば、産前から里帰り中の奥さんのところに顔を出してあげてくださいね。
里帰り出産ではパパとママの間に2つの差ができる
さて、いざ出産!というときには連絡をもらうはずですが、遠方だとすぐに駆け付けることができず、感動の瞬間に間に合わないかもしれません。
そしてその後もなかなか実家に顔を出すことができなければ、わが子と接する時間も短くなりますよね。
するとパパとしての実感がわきにくくなってしまいます。
大して奥さんは毎日赤ちゃんの世話にあけくれ、ママとしての自覚はじゅうぶん。
育児のスキルもどんどん上がっています。
こうして、パパとママの間に「親としての自覚」や「育児スキル」の差ができてしまうのです。
パパとママの間の差は、里帰りから帰ってきた後のケンカの原因となることがあります。

ぎゃー、赤ちゃんうんちしてる!

ちょっと!うんちくらいでギャーギャー言わないでよ!
なんて、ママに怒鳴られる想像ができてしまって、悲しくなりませんか?
どうすればこのようなケンカをしなくてすむのでしょうか。
育休を取得できれば里帰りしなくてすむ
里帰り出産をすることでパパとママとの間に差が出てしまうのであれば、いっそのこと里帰り出産を選択しないのも手です。
そうです。旦那さんが育児休業を取得して、最初から協力して育児をスタートさせればよいのです。
「えっ。おれが育休とるの?まじで?」
と、思わずあせった旦那さんこそ、育休についてもっと知ってもらいたい!
厚生労働省によると、2016年度の男性の育児休業取得率は3.16%で、前年度より0.51ポイント増加していると発表されています。
年々、わずかながらも男性の育児休業取得率は上がっているのです。
自分には関係ないと思わず、ぜひ職場の育休制度について調べてみませんか。
合わせて読みたい 男性が育児休業を円満に取得する3ステップ!育休の知られざるメリットとは?
出産のためのパパの準備②出産が近づいてきた!夫婦で細かな相談を

妊娠後期になったらお産の入院準備を
妊娠8か月~9か月頃になると、奥さんは出産のための入院準備を始めるはずです。
奥さんのおなかは大きくなっており、ちょっとした動きでも疲れやすいので、ぜひ準備を手伝ってみましょう。
合わせて読みたい 初めてのお産もこれで安心!出産の入院準備用品チェックリスト
陣痛がはじまったときのことを考える
もしも奥さんに陣痛がはじまったら、パパとしてどう動くか考えられていますか?
いざというときには頭がパニックになって動けません。
事前に奥さんと以下のことを決めておけば安心です。
- 陣痛がはじまったら旦那さんが車で産院まで送るのか?
- タクシーを呼ぶのか?陣痛タクシーは登録してる?
- 旦那さんが家にいないときはどうするのか?
- お産当日と退院日は仕事を休めるかどうか?
入院中の家のこと
お産から退院まで、初産婦であれば約5~7日ほど入院します。
奥さんが入院中のことについても、しっかりと確認しておきましょう。
- ゴミ出しのルール、曜日は?
- 洗濯、クリーニング屋さんのことは?
- キッチン周りのお皿やコップ、調味料、ストック食材のありかは?
- 冷蔵庫の管理は?
- 赤ちゃんを迎える部屋の掃除は?
できればこの期間に、練習として家事をひととおりやってみることをオススメします。
これから奥さんは赤ちゃんのために、旦那さんが考えているよりもずっとたくさんの時間をとられます。
授乳ひとつでも慣れないため、ゆうに1時間以上かかってしまうことも。
授乳は約3時間おきに必要とされているので、休む暇もありません。
そんなときに旦那さんが率先して家事を片付けていたら、奥さんはどんなに感謝することでしょう。
みるみるうちに旦那さんの株は急上昇です。
ぜひ、産後スムーズに育児をスタートさせるためにも、家事に取り組んでみましょう。
家事スキルをてっとり早く獲得するには、新米パパ向けの育児本がオススメですよ。
合わせて読みたい プレパパ・新米パパ必読!妊娠したら旦那に読んでほしい育児本のオススメ7冊
出産のためのパパの準備③立ち会い出産をするか決める

命が誕生するシーンに感動して、「パパになるスイッチ」が入りやすい
ある調査では、立ち会い出産をした旦那さんは全体の56.2%にあたっています。
立ち会い出産をすることで、「パパ」としてのスイッチが入りやすく、その後の育児も助け合っていけるというメリットがあります。
また、命がけでわが子を産んでくれた奥さんに対しても、いたわりの気持ちが持てるようになります。
立ち会うには知識がない…と心配かもしれませんが、本番ではスタッフの助言があります。
陣痛に耐える奥さんのサポートをし、共に赤ちゃんを迎えたい気持ちがあれば大丈夫です。
抵抗がなければ、ぜひ立ち会い出産を考えてみてください。
立ち会い出産の希望時はママと産院へ確認する
立ち会い出産をしたい!と思ったパパは、まず奥さんの希望を確かめてみましょう。
同じく賛成ならよいのですが、なかには旦那さんの立ち会いに否定的な奥さんもいます。
もしくは、「陣痛中は付き添ってほしいけど、分娩室に入ったら立ち会ってほしくない」という意見もあります。
出産をするのは奥さんですので、まずは奥さんの希望を最優先に考えてくださいね。
また、産院によっては、「両親学級に参加していなかったから、旦那さんが立ち会い出産を許可されなかった」という場合もあります。
事前に産院へ確認しておきましょう。
最近では、バースプランといって出産に関する簡単な計画書を記入することがあり、立ち会い出産の希望を書くこともできます。
「立ち見出産」は奥さんの信頼レベルが下がる
立ち会い出産といっても、出産のときにただそばにいるだけ、カメラやビデオを構えて立っているだけ…では、「立ち見出産」になってしまいます。
妊娠中に、いかに奥さんを思いやってきたかが、出産のときに生かされます。
奥さん自身、陣痛と格闘し、旦那さんのことを思いやる余裕はなくなるかもしれません。
せっかく何かしてあげても冷たくあしらわれることもありますが、それだけ陣痛に耐えるのが大変だということを理解しておいてください。
いざ出産!分娩室でパパにしてほしいこと
分娩室で旦那さんにやってもらって嬉しいことを挙げておきます。
- 手を握る
- 飲み物を用意して飲ませる
- うちわであおぐ、汗を拭く
- 腰や肩、足をマッサージする
- たわいのない話をする
- どうしてほしいかを聞いてほしい
奥さんによってやってほしいこと、やってほしくないことが違うので、その場で確認しながらサポートしましょう!
なかには触ってほしくないという奥さんもいます。がんばって!
まとめ:パパの準備が完璧なら奥さんは安心して赤ちゃんを産める!
いかがでしたでしょうか。
パパが出産のためにできる準備をもう一度まとめておきます。
- 里帰り出産するかどうか決める
- 陣痛時、お産入院中の相談をする
- 立ち会い出産について話し合う
旦那さんのほうから積極的に出産の準備について話題に出すことで、奥さんは「関心を持ってくれているんだなあ」と嬉しくなることでしょう。
そうして奥さんは安心して出産にのぞむことができるのです。
奥さんと赤ちゃんのためにも、今からできる出産準備を取り組んでいきましょう。
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